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佐藤 勝彦
 20代後半に重度の結核を患い、すがる思いで始めたのが、
 お地蔵さんを  描くことで九死に一生をえて、現在は、
 富士山・不動・花・裸婦などを  モチーフに絵柄の余白に
 即興で単純な言葉を入れた水墨画です。



■題名 望・不二

■サイズ 70×17cm(紙面)・和紙に墨・アクリル・染料

■額外寸 74×22cm

 

略歴 佐藤勝彦(さとう かつひこ)

KATSUHIKO SATO

 


 1940年 3月7日、満州大連市に生まれる。

 1963年 鳥取大学学芸部を卒業(在学中重度の結核を患い)
       闘病中に 勝彦独特の宗教的世界を開眼する。
       私立帝塚山学園小学部の教師となり、子供からの影響を
       受け、宗教と原治とがあいまった奔放的な作品を生み出す。

 1970年 個人誌「雲」第1号を発行する。

 1973年 初の著書「ええがな、ええがな」を出版する。

 1975年 季刊「銀花」24号(文化出版局)に八万枚の肉筆画を描き、
       マスコミの話題となり、異色な画家として注目される。

 1977年 森英恵のパリ・オートクチュール展に勝彦の描いた衣装発表
       勝彦の半生を綴った半世紀「ありゃせん、ありゃせん」
      (文化出版局)が発刊され、新たな反響を呼ぶ。

 1979年 ギャラリー芦屋にて第1回の個展「佐藤勝彦 人生展」
       以降個展 継続開催

 1980年 NHK教育テレビ「現代の絵師たち」に出演する。
       「こころの書」(文化出版局)刊行。

 1981年 初の作品集「佐藤勝彦の世界」(あすか出版)刊行

 1984年 NHK教育テレビ「こころの時代」に出演

 1986年 帝塚山学園を退職

 1987年 勝彦えんま帖」(あすか出版)刊行

 1991年 テレビ東京系「美に生きる」に出演。
       「勝彦やきもの曼荼羅」。(あすか出版)刊行

 1993年 「不二讃々」(あすか出版)刊行

 1997年 写真集「勝彦遊遊」刊行

 2003年 ギャラリー芦屋にて第33回目の個展
       東京箱根間往復大学駅伝競走公式ポスターを描く

 2004年 フランスのパリにて個展

 2017年 3月13日 77歳で逝去