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AP |
版画の限定番号外の作品で作家用作品
(Artist Proof)の略語。
概ね限定の10%位ある。 |
BFK |
洋紙でフランス製のリトグラフ用紙の名前。 |
CRAY-PAS |
クレパスの英語表記 |
CMYK |
印刷色の基本で、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック
の4色をいいます。 |
EA |
版画の限定番号外の作品で作家用作品
(epreuve d’artiste)の略語。
概ね限定の10%位ある。 |
HC |
版画の限定番号外の作品で非売用作品
(Hors Commerce)の略語。
概ね限定の10%位ある。 |
MP |
版画の限定番号外の作品で美術館保存作品
(Museum Proof)の略語。
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PP |
版画の限定番号外の作品で刷元用作品
(Printers Proof)の略語。
概ね限定の10%位ある。 |
TP |
試刷りの最終版としての作品にする。
(Trial Proof)の略語。 |
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アール・ヌーヴォー |
19世紀後半に起こった新美術様式
連続的な流動的装飾形式が特徴です。 |
藍染め |
タデ科の一年草。葉や茎を基にしてインジゴ染科する。
それを用いて染め上げたもの。
茎は紅紫色。葉は長楕円形で、傷つけると藍色に変わる。 |
アクワチント |
凹版で銅板に松脂や砂糖の粉末を塗布して
多孔質の面を作り作描する技法 |
アクリル |
合成樹脂系の水性絵具でメデュームによって
多彩な表現が出来ます。 |
アクションペインティング
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秩序のとれた造形空間でなく描く行為そのものを、
作品にしたポロックやロスコなどが、代表的な作家です。 |
あと摺り
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オリジナル版画の原版が処理されずに、後日、改め摺られた作品
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油絵具
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顔料を亜麻仁油(ワニス)で練り上げた材料
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アルシュ
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洋紙でフランス製のやや厚手のリトグラフ用紙の名前。 |
イーゼル |
日本名は、画架で絵を描く時に使用する絵を
固定するための台のことです。 |
板目木版
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木材を縦引きした版木で平行した木目を柾目
平行してないものを板目と言う。 |
イメージサイズ |
版面サイズと同義語
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色違い作品 |
版は、同一使用で色の構成を変えて刷られた版画
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エッチング |
凹版で銅板に耐酸樹脂でカバーして鉄筆で刻描した後
硝酸で腐食し版を作製し圧着転写する技法 |
エスタンプ |
エスタンプは、物故作家などに多く使われます。
オリジナル版画との大きな違いは
版画制作するために作られたのではなく
主に人気作品を複製した作品です。 |
エディション |
限定部数を指しエデション100と言えば、
100部限定の意味です。 |
遠近法 |
遠近の違いを明確に表現する技法 |
オークション
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美術品のせり市の場の事でササビー・
クリステーズなどの会社がある。 |
オリジナル版画 |
版画を制作する目的から作家が下絵を描き、版画摺りの
際も作家自身が納得して出来上がった作品。
そして作者自身が作品番号とサインをしています。 |
温度 |
温度は、概ね20℃〜26℃
湿度は、40%〜60%がベストです。 |
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カーボランダム
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炭化珪素と接着剤で金属板の上に凹凸を作成し
紙をプレスして刷る版画技法
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画仙紙
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中国の宣紙の日本名別称で原料は、稲のわらと
一部竹があり宣紙より厚く滲みが少ない紙。 |
雅仙紙
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画仙紙と同義語。画仙紙を参照。 |
カタログ・レゾネ |
それぞれの作家の作品目録をまとめた本。
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花鳥画 |
鳥や花など2種類以上の動植物を描いた作品。 |
カビ |
特に湿度に注意し風通しの良い場所に保管し
カビができた場合はなるべく業者に頼んだ方が
ベストです。 |
唐津焼 |
佐賀県唐津市で作られた陶器のこと。
室町時代に始まったとされる。 |
寒色 |
青緑から青紫までの冷たさを、感じさせる色のこと。 |
雁皮紙
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ガンピの繊維を原料にした薄く透けるような紙。
写経に使われることが多い。 |
顔料 |
水や油などの溶剤に溶けない粉末で、
物に不透明な色をつけるのに
用いられる鉱物質または有機質の
着色剤の総称。 |
キャンバス |
日本名は、画布。油彩用に木枠の上に主に
麻布を張ったもの。 |
グワッシュ |
不透明水彩の一種で塗り重ねに強い絵具です。
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キュピスム
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日本では、立体主義と言われ視覚と奥行きを
否定した作風でピカソやブラックがその代表です。
特にアフリカ彫刻の影響が大きいとされています。 |
夾宣 |
夾は、はさむの意味で宣紙を二枚重ねて漉いた紙。
二層紙と同義語。 |
クレヨン |
顔料とパラフィン、木蝋などを混ぜて溶かし、
棒状に固めたもの |
クレパス |
顔料を軟質油で固めた棒状の画材。クレヨンとパステルの
特長を取り入れサクラの商品名。 |
グレースケール |
白から黒までの間の灰色の段階のことです。 |
限定枚数 |
同じ作品が何枚刷られたの表記。
一般的には分数で表示される。 |
コンテ |
コンテは、人名が材料名になったもので
指でぼかす事が出来る
デッサンやクロッキーに使われます。 |
五感 |
人間が感じる視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚
の5つの感覚のこと。 |
木口木版 |
ツゲのような年輪の密な木材を、輪切りにして
彫刻刀で付き彫りした木版画のこと。 |
コラージュ |
異質なものを組合わせたり貼り合わせたりして
一つの画面に定着させた作品。 |
号数 |
油彩の大きさは、号数で短辺の長いものから
F(風景用)P(人物用)M(海景用)になります。 |
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彩度 |
彩度とは、鮮やかさの度合いのことです。 |
三原色 |
絵具の三原色は、赤・黄・青です。 |
山水画 |
山や川などの自然の風景を描いた作品。 |
三層紙 |
宣紙を三枚重ねて漉いた紙のこと。 |
シアン |
三原色の一つで、青系の色を指します。 |
ジェッソ |
油彩のキャンバスの地塗り用の白い絵具 |
色相 |
色の種類を指し基本は、赤・黄・青です。 |
湿度 |
湿度は、概ね40%〜60%、温度は、
20℃〜25℃がベストです。 |
志野焼 |
安土桃山時代美濃諸窯(岐阜県)で焼かれた
陶器で釉薬は長石質の白釉です。
絵柄は、鉄で描き焼きしめる
温度が低いため柔らかな風合いがあります。 |
紙面サイズ |
紙のサイズを指す。
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宗教画 |
主にテーマがキリスト教より派生した作品。 |
シュルレアリスム |
日本では、超現実主義と言われ非日常
なテーマによって構成された作風で、
ダリ・マグリット・エルンストなどが
代表的な作家です。 |
シュガー
アクワチント |
銅板に、砂糖と少しのアラビヤゴムを水で溶かした
液で直接描いたグランドをひき乾燥後、水で洗うと描いた
部分がはがれ、その後、腐食液に浸け版を作る技法。 |
肖像画 |
一人の人物を描いた作品。 |
照明 |
照明によって作品の色が変るので注意すること。
色温度の低い程、赤みが強くなる。 |
シルクスクリーン |
孔版で木枠に平織りの絹布を張り感光液を塗布し
作品を露光して原版作成する。
インクを版の上かゴムへらで押出し作品制作する。 |
人物画 |
人物を描いた作品。 |
水彩 |
水性絵具で描かれた作品。透明水彩と不透明水彩がある。 |
ストラスモア |
洋紙でアメリカ製の薄い紙で中性紙の版画用紙の名前。 |
静物画 |
主に草花や果物をモチーフに描いた作品 |
石版画 |
平版で、油が水をはじく原理を用いて石版に
直接描き転写する技法 |
セリグラフ |
シルクスクリーンを参照 |
宣紙 |
中国の紙の総称で日本では、画仙紙と言う場合もあるが、
原料は、主に稲のわらで作られた薄くてやわらかい紙です。 |
染料 |
繊維などを染める色素となる物質で動物・植物・鉱物
などからつくられる。 |
挿画本 |
古典や名作を元に読む本から見る本へ版画を装填した
本のこと。シャガール・ボナール・ピカソなどが制作している。 |
ソフト・グランド・
エッチング |
防蝕剤で銅板の上に膜を作り、薄紙をのせ、
その上からニードルで描いた後、腐食して
作成した技法。柔らかい味が出る。 |
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拓本 |
石碑などから文字や絵を墨を使い宣紙などで
転写したもの。 |
タッチ |
日本名は、筆触で筆さばきのこと。 |
単宣 |
一枚漉きの宣紙のこと。 |
暖色 |
赤から黄までの暖かさを、感じさせる色のこと。 |
中性紙 |
PHが中性の紙のことで、マット・合紙に中性紙
を使用すると版画が焼けない。 |
手彩色版画 |
モノクロームで摺られた作品に水性絵具などで
彩色した版画のこと。 |
テレピン |
油絵具の揮発性溶剤で、筆さばきを良くするために使用する溶き油 |
テンペラ |
卵の白身や卵黄に顔料を練って作った水溶性の絵具です。 |
透明水彩 |
水性絵具のことで水で濃淡が加減出来て
透明感が強い絵具です |
謄写版
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孔版の一種で、やすり板の上に蝋をひいた
紙を置き鉄筆で描いて版を作成し刷る技法。 |
銅版画 |
主には、凹版で銅板に彫り込みをして転写する技法
エッチング・ドライポイント・メゾチント・アクワチント等がある。 |
どうさ
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和紙のにじみを抑えるもので水にニカワとミョウバンを
加えて溶いたもの。 |
ドライポイント |
凹版で銅板に鋼鉄針などで直接刻描し圧着転写する技法
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鳥の子 |
淡い卵黄色の腰のある厚手の和紙。 |
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ニードル |
主に銅板画を刻描する時に使用する鉄筆の名称。 |
二層紙
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宣紙を二枚重ねて漉いた紙のこと。
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日本芸術院 |
芸術上の功績が多大な芸術家を優遇するための
文化庁の附属機関です文化功労者になるためには、
芸術院会員になるのが必須条件のようです。 |
ネオ・ダダイズム |
1950年〜60年頃にアメリカで起こった前衛芸術運動のこと。
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ネコ・プリント |
作品を電気的に色分解して4色のノズルより噴射して
ドラムに巻きつけた紙・布に拡大プリントしたもの。 |
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ハーネミューレ |
洋紙でドイツ製の肉厚でドーサの利いた銅板や
リトグラフ用紙の名前。 |
印目 |
筆などで書いた痕跡を指す。 |
パステル |
つやのない明るい色調で混色の出来ないため色数が多いです。 |
パピエ・コレ |
コラージュを参照。ほぼ同意語です。 |
パピルス |
紙の原点でエジプトデルタ地帯に生育する多年草の茎を縦横に並べ
作った紙。ペーパー(paper)は、ラテン語の(papyrus)が語源。 |
馬連 |
木版を摺る時に木版の上に紙を置き転写するために擦る用具のこと。
主に竹の皮で出来ている。 |
パレット |
絵具を混ぜ合わせたりするための主に木で出来た板状のものです。 |
版画 |
版画の種類は、主に木版画・石版画・銅板画・シルクスクリーンがある。 |
版面サイズ |
版のサイズを指す。 |
ヒートン |
額の裏に付けるひもを止めるための金具のこと。
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ピグメント |
顔料系のカラーインクのこと。 |
備前焼 |
岡山県備前市で焼かれた陶器で黒褐色で厚手。
登り窯で焼締め火の回り具合により微妙な色合いと肌合いが特徴です。
桃山時代に茶陶を焼いて名声を高めた。 |
筆筒 |
筆をたてる筒のことで、竹や陶器製のものがある。 |
ファブリアーノ |
洋紙でイタリア製のリトグラフ用紙の名前。 |
ファン・ヘルダー |
洋紙でオランダ製の銅板やリトグラフ用紙の名前。 |
風景画 |
風景を描いた作品。 |
フォーヴィスム |
日本では、野獣派と言われ印象派の後、それまでの
遠近・色彩などを否定し逆に誇張して描いたマティスや
ヴラマンクなどが代表的な作風です。 |
フォトモンタージュ |
切り抜いた写真を組合わせて新しいイメージを表現した作品。
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フック |
額を壁に吊るための金具。壁の素材によっていろんな種類がある。 |
仏画 |
仏教に関するテーマで描かれた作品。 |
不透明水彩 |
水性絵具のことで水で濃淡が加減出来て
透明度が低く下地を抑えます。 |
フレスコ |
壁画技法で漆喰の上に描かれた作品のこと。
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ブレダン |
洋紙でフランス製のリトグラフ用紙の名前。
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フロタージュ |
擦り絵とも呼ばれ凹凸のある物に紙を置き
鉛筆やクレヨンで擦り転写した作品。 |
文化勲章 |
毎年、文化の日に文化の発展に功績のあった個人に贈られる勲章。
1937年に制定され現在は、文化功労者の中から推薦され選考される。 |
文化功労者 |
1951年に制定され学識経験者で構成する
文部大臣の諮問機関で選考し推薦される。 |
併用版 |
2種類以上の技法を用いて作成した版画 |
ペトロール |
テレピンとほぼ同一で粘性が弱くサラットしている |
補色 |
色の12色環でその色からの対極の色を指す。
例えば赤と緑です。 |
奉書紙 |
こうぞ(楮)を原料に米糊や白土が入った柔らかくふんわりした紙です。
室町頃から上意下達の書状に使われた。 |
保存 |
版画を保管する場合は、作品と作品との間に
中性紙を入れるのが良いでしょう。
保管場所は、直射日光・暖房器具
など熱から避ける場所が適しています。 |
ポップアート |
1950年頃イギリスで始まり大衆的な視覚芸術で、
ウォーホールやホックニーなどが、代表的な作家です。 |
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麻紙 |
原料は、麻で非常に強靭な紙で奈良時代によく使われた。 |
マゼンタ |
三原色の一つで、赤系の色を指します。 |
マチエール |
油絵などで、絵具の塗り重ねや筆勢のことを指す。 |
メゾチント |
凹版で銅板に櫛歯状の彫刻刀で縦横斜めに線を入れ
黒面を作りスクレーパーで削って白面を作り作描する技法 |
明度 |
明度は、明るさの度合いのことです。 |
木版画 |
主には、凸版で木に彫り込みをして転写する技法 |
モノタイプ |
平版でガラスや金属版にインクなどをたらし転写した作品。
1枚しか出来ない。 |
モノクローム |
白黒の作品のこと。 |
モチーフ |
描く対象のこと。 |
モザイク |
大理石や鉱石やガラスなどの小片を用い床や壁に描かれた
作品のこと。 |
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野獣派
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フォーヴィスムを参照。 |
油彩 |
油絵具で描かれた作品。混色がしやすくマチエール感が
出し易い。 |
羊皮紙 |
牛や羊の皮をなめして作った紙のこと。 |
洋紙 |
西欧から伝来した紙の総称で日本の
手漉きの和紙に対して機械で漉かれた紙のこと。 |
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ラージ・
エディション |
版画の摺り枚数がおおむね300枚以上の作品を指す。
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ライス・ペイパー
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薄葉紙の一種で、麻と化学パルプより作られ
タバコの巻紙などに使われている。 |
立体主義 |
キュピスムを参照。 |
リトグラフ |
平版で、油が水をはじく原理を用いて石版に直接描き
転写する技法 |
リノカット |
凹版でリノリウムに彫刻刀などで刻描して転写する技法
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リプリント
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後刷りの事でオリジナル版画で原版が破棄されず
新たに刷った版画 |
リプロダクション
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複製の事で、オリジナル作品を写真製版などで印刷したもの。
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硫酸紙 |
木綿繊維または化学パルプを濃硫酸で処理し、
羊皮紙に模して作った紙。半透明で、耐油・耐湿・耐水性
にすぐれる。 |
リンシード・オイル |
油絵具用の乾性溶剤で、堅牢な皮膜をつくるために使用する溶き油 |
ルーレット |
銅板画に使用する鋼鉄製の歯車で銅板に押付けて
転がし網状の点を付ける用具。 |
レード紙
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漉き目の入った洋紙のこと。
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レリーフ |
盛り上げ浮き出させて制作する彫塑技法のこと。
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ローマ数字 |
古代ローマの数字 HC・EA版に良く使用される。
例ーTUVWX |
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和紙 |
日本で昔から漉いている手漉紙を指し
主に雁皮・楮・三つ叉などを原料とし造られた紙のこと。 |
ワニス |
樹脂を油で溶かした透明な塗料。
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